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葬儀の料金でトラブルになりやすいポイント

更新日:2023年5月13日

葬儀費用に関してトラブルになりやすい理由は、


①遺族側として葬儀を主宰する経験がそんなにある訳ではないから、費用の内訳が分からないし、葬儀社の言いなりになりがち

②葬儀社の提示する割安にみえる「葬儀プラン・パックプラン」が、すべての費用を賄うものだと勘違いする

③互助会の積立金ですべての費用を賄えると勘違いする

④葬儀関係費用は内容によって流動的変動幅が大きい


などでしょうか。



そもそも、

葬儀は、具体的内容をあらかじめ準備する、ということがなかなかできません。

準備期間が短く、バタバタと慌ただしい中で葬儀の内容を決めていかなければいけません。


会葬者の人数(式場の規模、食事代や返礼品など)や火葬までの遺体保管日数、

遺体搬送距離、お布施、などなど金額の不確定要素・流動的部分が多数あります。

葬儀を行う式場・火葬場によって費用も変わります。



「葬儀一式○○万円」といった広告などを鵜呑みにするのではなく、

そのプラン内容をよく確認する必要があります。



必要な葬儀・火葬などのサービス全般や物品が含まれているのか注意が必要。

あとから追加料金が必要だと言われてトラブルになるケースがあるのです。



葬儀社と打ち合わせをする際に、

葬儀の規模その他の希望を伝え、

その内容での葬儀に関する費用項目の範囲と費用明細を出してもらいましょう。

何しろ、葬儀に関する費用は変動幅が大きいものですから、

その点は、はっきりと見積をもらうことです。



葬儀費用の大雑把な内訳は、

①「葬儀一式費用」

②「飲食接待費」

③「宗教者関係費」


細かく分けるといろいろあります。


役務内容などの例


1)寝台車 営業地域内 、病院より自宅迄10km以内

2)ドライアイス(10kg) 1回分

3)仏衣一式(手甲・脚絆・六文銭)

4)枕飾り 経机、位牌、霊供膳、三具足、 ローソク、線香、記録帳

5)御棺 規格窓付寝棺(平棺)、内張り付

6)御納棺奉仕

7)祭壇(仏式・神式・キリスト教、その他宗旨の祭壇) (白木六尺四段)

8)祭壇飾花 (1万円迄)

9)祭壇用供物

10)遺影祭壇用カラー写真(額付)

11)生花一対(親族一同) (2万円迄)

12)焼香セット 焼香台 、香鉢、お香

13)音響照明設備(マイク設備・照明設備)

14)霊柩車(国産車) (1500ccクラス)

15)お骨箱セット 本骨壺、本骨壺覆い、胴骨壺、胴骨箱、胴骨箱覆い

16)式進行 当社専門社員による式進行

17)手続き 役所、火葬場等手続き

18)寺院控室 導師の控室

19)親族控室・食事室

20)駐車場・警備料

21)法事席料 告別式当日 、法要及び料理をご注文の場合のみ

22)式場利用料

23)宗教者関係費

24)火葬場の費用

など


変動が考えられるのは、

1)の寝台車の移動距離が10kmを超える場合、火葬場の空きがないなどの理由で安置期間が長引き、

2)のドライアイスが1回分以上になった場合、

3)の棺のグレードをアップしたい場合、

7)の祭壇や 8)の祭壇花、14)の霊柩車、15)の骨壺のグレードをアップしたい場合

21)の食事に関する費用

22)の式場利用料は式場の規模による

23)宗教者関係費

24)火葬場の費用

など


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終活・相続・葬祭「法務」

行政書士鈴木俊行


「終活・葬祭法務ネットワーク協会代表」


東京都杉並区阿佐谷

杉並区役所隣り

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