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遺骨の手元供養。引き継ぎ手がいなくなったらどう処分する?<行政書士鈴木俊行>

更新日:8月13日


自宅で身近な供養をするための新しい葬法(手元メモリアル)が多数存在するようになった。


遺骨(焼骨)そのものを粉骨して加工したりしてペンダント、写真立て、骨仏にしたり、

骨壺のまま自宅の仏壇に安置したり、

さまざまな自宅供養の形が出てきた。


例えば、

「遺骨が、美しい永遠のメモリアルに生まれ変わります。」

と銘打っている遺骨加工業者もあり、

手元供養としてはお洒落で利用しやすいと思われる。


「エターナルプレートは、故人のご遺骨(焼骨)そのもので

お作りする、“永遠のメモリアル” “究極の形見”です。

故人の焼骨成分を約70%含む美しいファインセラミックスプレートは、衛生的で強度・耐火性・耐食性に優れ、ガラスや金属では得られない暖かみのある質感に仕上がります。

骨壺から解放され、お骨のイメージが全くないシンプルで

コンパクトな形状に生まれ変わるので、ご自宅のどこに

飾っても違和感がありません。

専用の桐箱に収めた状態で、立てかけて飾る事が出来ます。

取り扱いも容易で、今までにない自由度の高い供養が可能になります。」

(上記サイトから引用)


これら手元供養の遺骨加工品は、遺骨そのものではないのだろうか。


特に上記サイトのエターナルプレートは、

故人の焼骨成分を約70%含む美しいファインセラミックスプレート

とあるので、ほぼ遺骨です。


ところで、


これは、ある意味で問題もある。


つまり、この遺骨で作られた加工品(メモリアル)の保管者が亡くなったりした場合、

それを引く次ぐ方(祭祀承継者)がいないとか、

或いは、保管者が処分したいとかいった場合に


ゴミとして処分はできないだろう。

そこらに捨てることもできないだろう。


再度加工してパウダー状にしてから海洋散骨にするとか、

寺院で供養してもらうとか、


人の遺骨である以上、法律上の問題があるとすれば、

それをクリアするために、

さて、皆さんはどうされるのでしょうか?




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終活・相続・遺言・

墓・葬儀「法務」

行政書士 鈴 木 俊 行

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