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自宅で倒れていた!息が無い!? その時、救急車を呼ぶと。。。。

自宅で倒れていた!息が無い!? その時、救急車を呼ぶと。。。。



帰宅してみたら大切な家族が倒れているという「自宅死」。


どうしますか?


① 救急車を呼ぶ

② 警察を呼ぶ

③ かかりつけ医を呼ぶ


家族は先ず息をしているかどうかを確認しなければならないが、

気が動転していれば救急車を呼んでしまうだろう。


到着した救急隊は、明らかに死亡していて蘇生の可能性がないと認められる場合以外は、

心肺蘇生処置をし、病院に搬送されて救命措置を施されるだろう(本人が前から延命措置をしないよう希望していても)。

救急隊は「119番を受けた以上、たとえ家族に『延命処置は望んでいない』と言われても処置をしながら病院に搬送する」。


かかりつけ医がいれば、救急車を呼ぶ前にその医師を呼んだ方が良い。


処置中でも、現場に来たかかりつけ医から

「この方は終末期で延命治療を望んでいない。ここでみとります」などと対面で告げられれば、措置を中止できると救急内規で定めていたりする。

或る自治体の消防局も「医師が現場で患者を引き継ぐ場合は、処置を中止できる」としている(自治体によって内規が異なる)。

ただし、医師が駆け付けて実際に中止したのはごく少数のようだ。


明らかに死亡していて蘇生の可能性のない在宅死で、かかりつけ医がいない、

或いは変死の可能性があるといった事情があると、

救急隊は警察に通報し、ほどなく警察官も到着する。

自宅死亡で救急車を呼び、警察による検視となると、相当な時間と労力を要し、悲しみの中で遺体が戻らない(葬儀の準備もできない)というかなりの精神的負担がかかる。


警察の検視や事情聴取を受けないで済ませる方法はたった1つ。

「大切な家族が亡くなっていたとしても、絶対に救急車を呼ばないこと。」などという人もいるが、


ではどうすればいいのか。

かかりつけの病院が有れば「救急車を呼ぶ」のではなく「病院の主治医」を呼ぶこと。

死因が、生前に診察や治療をしていた病気に関連する場合はすぐに「死亡診断書」を書いて貰える。


とはいえ、

「かかりつけの病院がない場合は、救急・警察へ連絡」

「かかりつけ医が来てくれない場合も、救急・警察を呼ぶ」



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終活・相続・葬祭「法務」

行政書士鈴木俊行


「終活・葬祭法務ネットワーク協会代表」


東京都杉並区阿佐谷

杉並区役所隣り

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