手元供養遺骨の処分に困りませんか? 掘り出した土葬遺骨の処分も困りませんか?<行政書士鈴木俊行>
- 鈴木俊行
- 8月30日
- 読了時間: 3分
最近は墓を持たずに手元で供養する方法も注目されています。
遺骨を加工してアクセサリーにしたり、
仏壇に骨壺に入れたままの遺骨を祀っていたりと様々ですが、
その手元で供養している管理者(祭祀主宰者)が
入院したり、死亡したりした場合に
その手元供養の遺骨の処分に困ることが多いと思います。
とはいえ、それをごみに出したり
庭に埋めたりということをして良いのでしょうか?
墓地、埋葬等に関する法律
刑法
廃棄物処理法
民法
などに抵触する可能性があります。
手元供養をするときは、
先々のことまで考えて行う必要があります。
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土地を掘ったり
豪雨で土地が流れたりしたときに、
人骨が出てきた!
なんていうことがあるようです。
そもそもかつては土葬が中心でしたから、
珍しいことではないかもしれません。
土中から
自分と関係のないと思われる遺骨が出てきたら、
まずは警察に通報ですが、
心当たりのある遺骨の場合は、
「墓地、埋葬等に関する法律」に従って
適法に埋蔵葬をし直すか、
違法にならないような海洋散骨等をしなければなりません。
なにしろ、
勝手にゴミに出したり、
そこらの土中に埋めなおしたり、
袋に入れて放置・遺棄したりすることは、
問題が生じる可能性が高いといえます。
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土葬されていた遺骨の遺棄の疑いがある、こんな事件がありました。↓
神奈川 愛川町 資材置き場の人骨
死後50年以上経過か
NHK 2025.8.29.
以下、報道記事から引用します。
今月中旬、神奈川県愛川町の資材置き場にあった袋の中から見つかった数人分の骨のようなものについて警察が詳しく調べた結果、いずれも成人の骨で、少なくとも死後50年以上経過しているとみられることがわかりました。
警察は何者かが骨を遺棄した疑いがあるとみて調べています。
今月19日、愛川町の資材置き場で土地を管理している人が敷地に放置された袋を確認したところ、中から頭蓋骨など数人分の骨のようなものが見つかりました。
警察が詳しく調べた結果、いずれも20代から50代の成人の骨で、少なくとも死後50年以上経過しているとみられることがわかりました。
捜査関係者によりますと頭蓋骨は4人分確認されていますが、袋の中にあったほかの部位の骨も含めて、全部で何人分になるのかはまだ分かっていないということです。
また目立った損傷は確認できず土が付着していたことから、警察は土に埋められていた骨が掘り起こされ、何者かが遺棄した疑いもあるとみて、詳しく調べることにしています。
(引用終わり)
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