後悔しないお墓選び おひとり様や夫婦別とかは?<行政書士鈴木俊行>
- 鈴木俊行
- 2022年9月23日
- 読了時間: 3分
更新日:3月20日
後悔しないお墓選び
「実家の墓の継承者が認めた場合は、もとの家のお墓に入ることもできますが、長男や家の代々のお墓を継承する人以外は、新たな家のお墓を持つのが一般的です。
お子様がいないなど墓地継承者がいない方は、新たに永代供養する方法もあります」
●「お墓選び」での失敗例
1 遠い
2 宗教、宗派が違う
3 霊園や墓地の設備が悪い
4 日当たりや水はけが悪い
5 掃除や芝の手入れが行き届いていない
6 親族の間で合意ができていない
7 費用が高い
など
墓地を継ぐ人がいないなどの理由から、一代限りの「永代供養墓」を選ぶというケースも増えている。
●永代供養墓を選ぶ際にチェックすべきポイント
納骨の方法
納骨が他の方のお骨と一緒なのか、個別なのか。個人が判別できる状態で手を合わせてもらいたいときは、納骨堂や霊廟タイプを選ぶ。
他の方と一緒でもいい場合は『合祀』タイプ。
供養の方法
『宗教・宗派自由』となっていても、納骨施設を持っているのがお寺の場合は、そのお寺の宗派で供養されることが多いため確認が必要。
供養の方法までもが自由なのかを必ず確認。
供養の期間
何年で忌上げ(供養終了)となるか。一般的には33回忌で忌上げとなることが多い。
施設によっては、10年で合祀されるということも。『何年間個別に供養してもらえるか』を確認。
施設の利便性
交通の便、施設の清潔感や、設備の充実度も確認。
価格
永代供養墓に入る費用は、その立地や規模、納骨タイプなどによって大きく違う。
納骨から永代供養までの総額がいくらなのか、費用の発生は最初だけなのか、以後も管理費が必要なのかを確認。
Q.「おひとりさま」のお墓はどうすれば?
・独身で実家の墓に入りたい場合 →新たな準備はいらないが、墓継承者に許諾が必要。
・独身で自分だけの墓が欲しい(継承者がいない場合) →「永代供養墓」が一般的。
(おひとりさまの場合、代々継いでいくという前提の一般墓は適さないので、永代供養墓をお考えになるのが一般的)
・代々の墓ではなく新たに購入する(子などの継承者がいる場合) →「一般墓」が一般的。
・夫婦のみ(子などの継承者がいない場合) →「永代供養墓」が一般的。
Q.夫とは別のお墓に入りたい!
夫婦別のお墓を希望される方が増えている。
生前に家族に理解してもらったうえで、ご自身で埋葬先を用意する必要がある。
墓の問題は、遺言書に記しても法的な効力を発揮しないので
『死後事務委任契約』などが必要。
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終活・相続・遺言・
墓・葬儀「法務」
行政書士 鈴 木 俊 行
東京都杉並区阿佐谷
杉並区役所隣り
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