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孤独死の場合に救急車を呼ぶのか? 死亡診断書は誰が書くのか? 発見や通報が遅れた場合の同居者の責任は? など

更新日:2023年6月5日



(以下は、検視を扱うしかるべき筋から聞いた話である)



・孤独死が増えている。昨夜などは一晩で3件もあった。


・高齢者の死亡は夏と冬に多い。


・入浴中の孤独死で発見が遅れれば、風呂の中で遺体が煮えてしまっていて触ると皮膚がはがれるので運び出すのが一苦労。浴槽には油が浮いている。


・土座衛門の場合は遺体が膨れて人相が分からず、身元を示すものを身に着けていなければ身元不明として処理されるケースが多い。


・自宅で倒れ生死不明の場合、救急車を呼べば地域の中核病院に救急搬送されるが、その病院で死亡診断書は書かず、搬送先に駆け付けた掛かり付け医に書いてもらうことになる。ただし、掛かり付け医がいなければ検案に回る。


・自宅で倒れ生死不明の場合、警察の立場からは掛かり付け医ではなく救急車を呼んでほしい(検視して事件性がなければ、搬送先の病院に掛かり付け医を呼んで死亡診断書を書いてもらうことにより検案に回らないで、すぐに遺族に遺体を返される)


・同居孤独死の場合、同居者が認知症などにより発見が遅れる。その場合、死体遺棄罪や保護責任者遺棄致死罪、過失致死罪の疑いもかかる。


・病院に2~3日でも入院することにより、そこで死亡診断書を書いてくれるので、面倒な手続きになる自宅死を選ばない方が良い。



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終活・相続・葬祭「法務」

行政書士鈴木俊行


「終活・葬祭法務ネットワーク協会代表」


東京都杉並区阿佐谷

杉並区役所隣り

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