孤独死した親の遺骨を引き取ってほしい。「無縁遺骨」「送骨供養」
- 鈴木俊行
- 2022年12月26日
- 読了時間: 2分
多死社会を迎え、孤独死と無縁遺骨をめぐるビジネスが急成長。
さまざまな事情により、
遺骨を引き取って自宅に安置したくないし、
納骨する墓などもない。
無縁社会が静かに浸透している。
遺骨の引き取りの拒否も可能だが、
最低限それなりの供養をしたいと考える方も多い。
そのような方のニーズに応えるように、
寺院などが遺骨の引き取りと供養を安価で引き受けている。
そんなビジネスがある。
「送骨供養」である。
供養をしてくれる寺院などに
遺骨を送って、
骨仏にして安置してくれたり、
永代供養をしてくれたりするようだ。
ところで、
遺骨を送るとはどういうことか。
物を送る場合は、宅配業者に頼むのが当然だが、
さて、遺骨は遅れるのか?
遺骨を宅配業者に依頼して配達しても
墓埋法などに照らして法律的な問題はありません。
遺骨の配送を規制する法律がないためです。
(海外への配送は禁止されているようです)。
遺骨を送ることが出来る大手配達業者は日本郵便(ゆうパック)のみ
ヤマト運輸や佐川急便は、「破損や紛失の責任がとれない」という理由で、遺骨の配送を請け負っていません。
遺骨を送る場合は、「墓埋法」に基づいて「火葬許可証(火葬済印のあるもの)」や「改葬許可証」が必要なので注意が必要です。
*参考
ヤマト運輸で送れないもの
遺骨、位牌、仏壇
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終活・相続・葬祭「法務」
行政書士鈴木俊行
「終活・葬祭法務ネットワーク協会代表」
東京都杉並区阿佐谷
杉並区役所隣り
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