増えつつある永代供養墓。そのメリットとデメリット
- 鈴木俊行
- 2022年8月18日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年9月9日
跡継ぎがいない。墓の管理ができない。
そんな需要に応えたのが「永代供養墓」
永代供養墓のメリット・デメリットは?
かいつまんでいうと、永代供養墓は一般墓地よりも比較的安価に手間がかかることなく埋葬できるお墓です。
主なメリット
◎使用料が払いきりの所が多く比較的安価
◎お墓の継承者が不要
◎お寺や墓地の管理者が供養を行ってくれる
◎お墓の管理を寺院や墓地運営者に任せられ掃除の手間がかからない
◎身寄りのない方や墓守りをする人がいない場合でも無縁仏になる心配がない
主なデメリット
◎永代供養墓は、最初からまたは一定の期間が過ぎると遺骨は合祀される。他の方の遺骨と一緒に埋葬されると個人を特定することができないため、遺骨を取り出して別のお墓に移す改葬や、手元供養などができなくなる
◎家族や親族からの理解を得られない場合がある
永代供養墓ができたのは、1980年代。永代供養墓の需要は増えているが、先祖代々のお墓に入るという従来の考え方をお持ちの方もいるため、一定期間を過ぎると他の方と一緒に合祀される点や、家のお墓に入らないという点で家族や親族からの理解を得ることが難しい場合がある。
●永代供養墓とは
永代供養墓は、契約をすればどなたでも永続的に供養と管理が受けられるため、亡くなった後も供養の心配はありません。永代供養墓は、永代という言葉がついているものの、期限を設けている場合がほとんどで、契約期限を境に合祀するというお墓が多いです。永代供養に似た言葉に「永代使用」というものがあります。永代使用とはお墓を建てる土地を永代にわたって使用するという意味です。公営墓地や民営墓地などに一般的なお墓を建てる場合、霊園の管理者に永代使用料を支払います。
終活・相続・葬祭「法務」 行政書士鈴木俊行 杉並区役所隣り
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