メタバース上の霊園、
それは、
個人の遺影など思い出の品をデジタル化して納めた墓に、
家族や友人がアバターとなって、墓参したり法要に参加できるというもの。
メタバース上の霊園なので、
つまり高額な墓を購入する必要がなく、
そのため墓の維持管理費も節約できるとされています。
また、いつどこからでも気軽に墓参りができ、
法要でも、参加者は喪服を着たり遠方から駆けつける必要がないというのがこの手のサービスの宣伝文句です。
しかし、仮想空間に実際の遺骨を埋葬・納骨はできません。
仮想空間(メタバース内)に作られた霊園での「デジタル化された遺影などの思い出の品の埋葬サービス」ということです。
また、仮想空間での「墓」の法的な利用関係や権利義務関係に関する法律もありません。
(現在可能なのは、あくまでもメタバースにアクセスするなどの利用権を、現実社会で運営会社に対価を支払い取得するのみです)
現実には、
メタバース上の墓を利用しても、
現実世界に「墓」や「納骨堂」を用意して納骨するか、
手元供養、海洋散骨などの対処が必要になります。
わざわざ、
デジタル空間で、自らもアバターとなって墓参するニーズはどの程度あるのでしょうか?
参考にした報道 ↓
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終活・相続・葬祭「法務」
行政書士鈴木俊行
「終活・葬祭法務ネットワーク協会代表」
東京都杉並区阿佐谷
杉並区役所隣り
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