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エンディングノートって法的な効力はあるの?

エンディングノートって法的な効力はあるの?


さかんにエンディングノートを推奨する風潮が有りますが、どのような意味があるのでしょうか。


財産のこと、もしもの時の連絡先、医療関係情報、思い出、延命治療のこと、介護のこと、判断能力が低下したときのこと、葬儀や墓のこと、遺言書のこと、残された方への想いなどなどを書き記し、

万が一の時に備えておくものですし、

エンディングノートを書くことによって自分自身に気づきもあり、

これからの自分の人生の整理整頓につながるもので、

大変有益なものであります。


しかもエンディングノートには決まった様式はありませんので、

自由に記載でき、気軽にはじめることができます。



ところで、


エンディングノートには法的効力はありません。


エンディングノートを作成したからといって、

誰かにそれを預けて万が一の時に役に立つようにしなければ書いただけのものになりますし、

遺言書、民事信託、成年後見制度、死後事務委任契約の代わりになるようなことや、財産を移転させる法律上の効果はありません(万が一の時に、家族などがエンディングノート記載の内容をくみ取ってターミナルケアや相続のなどの際に記載内容を尊重してくれる可能性はあります)。



エンディングノートを書くことがまったく無益かというと、そうではありません。

エンディングノートを書くことによって今後の自分の人生の在り方や課題が見えてきますし、財産整理、断捨離をすることに繋がり、

かつ、遺言書や成年後見、財産管理契約、見守り契約、民事信託、死後事務委任契約、尊厳死宣言などの法的な手続きに繋げていくことが重要です。


そこには専門家のアドバイスが大切だと思います。



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終活・相続・葬祭「法務」

行政書士鈴木俊行


「終活・葬祭法務ネットワーク協会代表」


東京都杉並区阿佐谷

杉並区役所隣り

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