老人ホーム入居の際に保証人が必要な理由とは? 保証人がいないと入れないのか。
- 鈴木俊行
- 2023年3月29日
- 読了時間: 2分
老人ホーム入居の際に保証人が必要な理由とは? 保証人がいないと入れないのか。
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(参考)介護保険施設に関してではありますが、
厚労省は、
「介護保険施設に関する法令上は身元保証人等を求める規定はなく、各施設の基準省令においても、入院・入所希望者に身元保証人等がいないことは、正当な理由なくサービスの提供を拒否することはできない。身元保証人等がいないことは正当な理由には該当しない」としています。
厚労省の通達(平成30年8月30日)がありますので、リンク先をご覧ください。
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老人ホームに入居する高齢者は、突然の病気や認知症により、正確な判断能力を失う可能性があります。
施設側の立場としては、万が一の場合に備えるため、保証人の存在は欠かせません。
老人ホームの入居に保証人が必要な理由は、
①本人が費用の支払いをできなくなった場合に、入居者の代わりに費用を請求するため
②本人が認知症や精神障害により判断能力を失ったときに、代わりに判断してもらうため
③緊急時の連絡先になってもらうため
④入居者が施設を退去する際の引受先になってもらうため
ということのようです。
保証人に誰がなれるのかということは入居する老人ホームによって異なりますが、
①原則として親族であること
②資産や収入状況など支払能力に問題がないこと
③高齢ではないこと
ということのようです。
では、保証人となる人がいないときはどうするのか。
①保証会社を利用する
②成年後見人を保証人にできる老人ホームに入居する
*「注意」老人ホームによっては、成年後見人を保証人として認めている施設もあるようですが、成年後見人は保証人となる義務はありません
③保証人がいなくても入居できる老人ホームに入居する
という方法があると言われています。
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終活・相続・葬祭「法務」
行政書士鈴木俊行
「終活・葬祭法務ネットワーク協会代表」
東京都杉並区阿佐谷
杉並区役所隣り
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