【墓友】友人知人との共同墓の注意点<行政書士鈴木俊行>
- 鈴木俊行
- 3 日前
- 読了時間: 2分
独居の高齢者が増え、孤独死、孤立死が、増加している日本。
そして、多様化する葬儀・供養・墓のあり方。
そんな中、
①同じ敷地(墓地:霊園)内に、仲間それぞれが墓を持つ
②共同で墓を用意し、仲間が同じ墓に一緒に入る(共同墓)
という
“墓友”が増えているようです。
仲の良い仲間で「墓友」になって、
日頃から終活や死生観や病気の話をしたり、
旅行や読書、ヨガなどの趣味を同じくしたり、
食事会を開いたりするようです。
血縁関係や、地域社会の繋がりが崩壊しつつある今日、
あるいは、
おひとり様の増加という社会環境の中、
あらたな人と人との繋がりを求めて、
親しい仲間で、
生前から同じ墓地・霊園、または同じ墓に眠る予定の“墓友”となって
死後も仲良くしていこう、
ということのようです。
それは、
死の不安を軽減させ、
老後に不安を抱える人たちにとって、
支え合いのよりどころとなるようです。
そのような思いはとても良いことだと思いますが、
特に、
仲間で将来一緒に入る為の共同の墓を買う(共同墓)場合は、
注意が必要です。
墓友仲間はそもそも血縁とは無関係の他人ですので、
その意味において、トラブルが起こる可能性が低くはないと思います。
注意点
①墓友それぞれに、相続人はいるのかいないのか
②墓友それぞれの親族の理解は得られるか
③共同墓の祭祀承継者を誰にするのか
④墓の費用(購入費、維持費、墓地・霊園に支払う費用など)は誰が払うのか
⑤墓の種類(永代供養・納骨堂・樹木葬など)はどうするのか
⑥葬儀・納骨・年忌法要などの費用はどうするのか
⑦墓友とその遺族等それぞれからみて墓参の際の交通の便はどうなのか
⑧そもそも、他人同士が入ることを認める共同墓はどこにあるのか
⑨共同墓を運営する墓地・霊園は、許可を得ていて経営状態はどうなのか
などを、
整理して検討し、
墓友や関係者の間で同意・確認しておく必要があります。
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終活・相続・遺言・
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行政書士 鈴 木 俊 行
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